若い鉄道ファンのみなさんは「トランザルピン」と聞いても、何のことか分からないかもしれませんね。
「トランザルピン」とは、その昔スイスとオーストリアの間を走っていた国際特急列車の列車名なんです。
ところでその「トランザルピン」。この名を聞いて「コレ」を思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。
(画像はwikipediaより)
4010系電車です。
1965年から1970年代にかけて「トランザルピン」で使用されたオーストリアの「電車」です。
私が幼かった頃、TVか「鉄道図鑑」的な本などを通してヨーロッパの鉄道を始めて知った時に興味を持った車両のひとつです。まだTGVもICEも走っていなかった時代です。当時ヨーロッパでは個性的な国際列車がたくさん走っていました。
この4010系電車、鉄道模型では以前H0で発売されていましたが、昨年末にオーストリアのJÄGERNDORFER社からNゲージで発売され、海外通販で購入しました。
JÄGERNDORFER ÖBB 4010(品番74010)
今回、JÄGERNDORFERからは幾つかのバリエーションが製品化されていますが、私が購入したのは「トランザルピン」仕様のモデルです。
もっとも、メーカーのカタログには「オリジナルに忠実に再現」と謳っていますが、どこまで「忠実」なのかは「外国製品あるある」なので。。(笑
編成両端の動力車と制御車の側面には「TRANSALPIN」のサインが。
(画像は動力車 4010.06)
制御車、動力車ともライトが点灯(前照灯、尾灯)します。
(画像は制御車 6010.06)
※尾灯は画質の関係で白っぽく見えますが、赤色点灯です。
また、走行も低速域からしっかり走ってくれました。(動画無くてすみません)
Railjet と並べてみた
wikipedia によると「トランザルピン」は4010系電車の後継として客車列車へと置き換えられた後、なんと 2010年にはRailjetに置き換わったとのこと。しかし、残念ながら「トランザルピン」という名称は消滅してしまったようです。
そこで。。。
新旧の「トランザルピン」を並べてみよう! というわけで、我が家にある Railjet(オーストリア鉄道175周年記念塗装)と4010系を並べてみました。
Railjetはいまやオーストリアを代表する高速列車。両車並べると時代の流れを感じずにはいられませんが、4010系も味があってよいと思いませんか?
オーストリア 4010形 電車 <トランザルピン> 6両セット Ep.III (6両セット) ★外国形モデル (鉄道模型)
オーストリア 4010形 電車 `Pflatsch` Logo (赤) 6両セット Ep.III (6両セット) ★外国形モデル (鉄道模型)